新年が明けて、もうすでに1ヶ月が経ちました。こころなしか夜が明けるのも少しずつ早まっているよう気がします。(10年前、2007年2月の話です)

1月も、新年の慌しさでバタバタしていたら、あっという間に過ぎてしまって、改めて「時間」という資源の大切さを痛感している今日この頃です。

いきなり話は変りますが、インスタントラーメンの調理時間はほとんどが3分ですね。技術的には1分にすることも可能だそうですが、日本人が待つのに長くも短くもない心地よい時間が3分だということでそうしているそうです。(私はせっかちなので、短ければ短いほど良いですけど・・)

ちなみに、タイでは国民性に合わせて1分にしているとか。

ある調査で、お客様がレジでどのくらい待つとイライラするかを調べたところ、3分の1の人が3分と答え、最も多かったそうです。(私は1分が限界ですね。せっかちですから・・)

時間」がお客様に与える微妙な影響、軽視できません。

数ヶ月前の日経新聞に、(10年前の話です)「消費をつかむ」というタイトルの記事がシリーズで何回か掲載されましたが、その中に、「時間」という視点をうまく変えることで商品価値を高め、業績を伸ばしている企業が何社か紹介されていました。

ひとつは、ラーメンチェーン店で、餃子の焼き上げ時間を従来は7分近くかかっていたのをラーメンのゆで時間と同じ1分半に縮めたことで、値段や具材を少しも変えていないのに、餃子の売上が10%伸びたというもの。早出しのきっかけとなったのは、「定番を頼んだお客様がイライラしながら出来上がりを待つ様子が気になったから」だそうです。

ふたつめは、年中無休で深夜零時まで開けている、福岡の歯科医院です。夕方6時以降の患者が昼間の2倍だそうです。

深夜営業に取り組んだ理由は「痛みはいつ襲うかわからない。医者の都合で診療時間を決める時代は終った」から・・・うーんカッコイイーッ!

そのほか、パーマの利用率が落ちた美容室チェーンでは、お客様側に「パーマはかけたいけど、冒険したくない」という心理があるのに気付き、ムースを使った疑似パーマという手法を使って、パーマをかけた姿を前もって見せるというやり方で利用を増やした、などの事例がありました。

時間を早める、拡げる、逆転させる、時間の視点を変えることで商品価値を高める方法はまだまだありそうです。